「せいろの素材で、竹と杉どっちがいいの？」
そんな疑問を持っている方がいるかもしれません。
見た目も香りも違うけれど、実際どちらが使いやすいのか、価格やお手入れの手間まで考えると迷ってしまいますよね。
この記事では、せいろの素材で竹と杉、それぞれの特徴や向いている料理、選ぶときのポイントを解説します。
初めてせいろを買おうと思っている方も、すでに使っているけど買い替えを考えている方も、ぜひ参考にしてみてくださいね＾＾
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せいろの竹と杉の違いを比較
せいろの「竹」製、「杉」製での以下の点の違いについて解説しますね。
- 素材の特徴の違い
- 香りの違い
- 見た目と風合いの違い
- 価格と入手性の違い
- 耐久性とメンテナンスの違い
素材の特徴
せいろに使われる「竹」と「杉」は、そもそも素材そのものがまったく違う性質を持っています。
まず「竹」は、草に分類される植物で、成長がとても早くて繊維がしっかりしているんですよね。
そのため、せいろにしたときに、カチッとした手触りで軽くて丈夫な印象があります。
一方、「杉」は日本の代表的な針葉樹で、木のぬくもりを感じられる素材。
柔らかくて扱いやすい反面、傷がつきやすかったり、反りやすい傾向もあるんです。
つまり、竹は強度に優れていて、杉は優しい手触りが魅力といったところですね。
どちらにも特徴があって、使うシーンや好みによって向き不向きが変わってきます。
香りの違い
せいろの魅力って、蒸し上がったときのふんわりした香りもポイントですよね。
竹せいろの場合、竹特有の青々しい香りがあります。
ほんのりとした草っぽい匂いが、蒸気と一緒に立ちのぼるのが特徴です。
杉せいろになると、これはもう断然「木の香り」。
使い始めのうちは、癒しの香りが心地いいです。
ただしこの香り、好みが分かれるところ。
素材の香りが強いと、料理によってはちょっと合わないなと感じる人もいるんですよね。
おこわや中華まんなど、素材の香りをプラスしたいときは杉。
逆に香りを控えめにしたい場合は竹が向いています。
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見た目と風合い
見た目も実は違うんです。
竹せいろは、編み込まれた繊維がシャープで、全体的にスッキリした印象になります。
光沢や清潔感もあって人気が高い素材です。
杉せいろはというと、温かみのある木目が魅力。
表面がほっこりとした木肌で、ナチュラルな雰囲気が出ます。
「かわいい見た目が好き」「和の雰囲気を楽しみたい」って方には、杉が刺さると思います。
逆に「スタイリッシュにきめたい」「食卓をスッキリ見せたい」なら竹がハマる感じですね。
価格帯
価格の面でも違いがあります。
一般的に、杉せいろの方がやや安価で手に入りやすいです。
一方で竹せいろの価格は、杉よりもやや高めになる傾向。
ただ、価格が高いからと言って必ずしも「上位モデル」というわけではないんですよ。
「予算に合わせて選びたい」「気軽に始めたい」なら杉、「素材にこだわりたい」「雰囲気重視で使いたい」なら竹、という感じで選ぶと後悔しません。
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耐久性とメンテナンス性
最後に大事なのが、耐久性と手入れのしやすさ。
竹せいろは水分に強くて、比較的カビにくいといわれています。
使ったあとにサッと乾かせば○
杉せいろは木なので湿気を吸いやすく、乾燥が不十分だとカビやすいんです。
それでも、しっかりお手入れしてあげれば、風合いも深まり、長持ちするのが杉のいいところ。
どちらも洗剤は使えないし、乾燥させるのが鉄則ですが、手入れの手軽さだけで言うなら竹に軍配が上がります。
せいろを選ぶとき竹と杉のどっちがいい？
竹と杉、どっちのせいろを選ぶべきか、以下の点について解説しますね。
- 料理との相性
- 初心者におすすめなのは？
- 長く使うならどっち？
料理との相性
「せいろって、結局どっちが料理に合うの？」ってことですが、ざっくり言うと、香りを料理にまとわせたいなら杉、素材の味をそのまま楽しみたいなら竹が向いています。
例えば肉まんやシュウマイ、おこわのように「蒸すことで香りを引き立てたい」料理には杉せいろがぴったり。
杉の香りがほんのり移ることで、より食欲をそそる仕上がりになりますよ。
逆に、茶碗蒸しや温野菜など、素材の味そのものを楽しみたい料理なら竹せいろが◎
竹は香りが控えめなので、蒸しあがりがクリアでシンプルなんです。
つまり、「香りづけする料理か」「素材感を大切にしたいか」で、選び方が変わってきます。
料理によって使い分けるのもアリですが、最初の1台を選ぶなら、自分がよく作る料理を基準にすると失敗しません。
初心者におすすめは？
初めてせいろを買うなら、どちらが扱いやすいのか気になりますよね。
結論から言うと、初心者には「竹せいろ」のほうが向いています。
理由はシンプルで、手入れが簡単だからです。
竹は湿気に強くて、乾きも早いので、使い終わったらサッと水気をふき取って乾燥させるだけでOK。
それに、価格も手頃なものが多いので、気軽に始めやすいというのもポイントです。
一方で杉せいろは、木なのでちょっと繊細。
使い終わったあとにしっかり乾かさないと、すぐカビが出てしまうことも。
杉せいろは竹よりも安いことが多いので、お手軽にせいろを使ってみたいという場合にはいいかもしれません。
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長く使うならどっち？
「せいろを買うなら、できるだけ長く使いたい！」そう思っている方にとって、一番気になるポイントですよね。
ただ、竹と杉の寿命は大きな差はありません。
使用頻度やお手入れにもよりますが、竹、杉のせいろはどっちも一般的に1～2年程度の寿命と考えるべきですね。
竹せいろのほうが杉せいろよりも、やや価格は高めとはいえ、それほどの価格差はありません。
お好みで選ぶのがいいでしょう＾＾
せいろを選ぶ際に気をつけたいポイント５つ
せいろを選ぶ際に気を付けたい以下のポイントについて解説しますね。
- サイズの選び方
- 2段・1段の使い分け
- 中華せいろと和せいろの違い
- セット購入のメリット
サイズの選び方
せいろって、サイズがいろいろあって迷いますよね。
結論から言うと、「一人用なら15cm前後」「2〜3人用なら18〜21cm」「家族用なら24cm以上」が目安。
初めて買うなら、18cmか21cmあたりを選んでおくと使い勝手いいですよ。
理由は、コンロとの相性と、食材の乗せやすさ。
大きすぎると家庭用の鍋やコンロに合わないことがあるし、小さすぎると一度に蒸せる量が限られます。
また、サイズが違うと必要な蒸し時間にも差が出るんです。
小さいせいろなら火の通りが早いけど、大きいと中までしっかり蒸すのに時間がかかります。
そのため、よく作る料理や人数に合わせて、最適なサイズを選ぶのが大切です。
せいろのサイズは「外径・内径」で表示されることが多いので、鍋のフチにちゃんと乗るかどうかも確認してから買うようにしましょう。
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2段・1段の使い分け
「せいろは一段でいいの？それとも二段必要？」ってことに関してですが……
結論としては、普段の使い方によりますが、二段あると便利なこともありますが基本は1段です。
段によって蒸し過ぎたり、逆に蒸し足りなかったり、上下の温度が違うので、せっかくのせいろ調理の良さが発揮できません。
ただ、調理したものを温め直す時には、2段での使用も便利なので、工夫して使うのはアリです＾＾
中華せいろと和せいろの違い
せいろの種類として、中華せいろと和せいろがあります。
和せいろは檜製のものが多く、作り＆素材により中華せいろよろ高価なものがおおいです。
そして、一目瞭然の違いは蓋の見た目。
中華せいろは蓋から適度に蒸気が抜けていくのに対して、和せいろは厚みがあって重さがある蓋のため、しっかり蒸気を閉じ込める仕様です。
和せいろは蒸気を逃さないので、短時間で調理ができて加熱ムラが少ないという利点があります。
中華せいろは蒸気が抜けていくことによって、水滴が落ちにくいのが○
また、中華せいろは和せいろより背が低いので、天心や中華まんなどを蒸すのに向いています。
逆に背が高い和せいろは、茶碗蒸し、おこわ、赤飯の他、ボリュームのある蒸しものが得意です。
檜製でお値段高めの和せいろでも小さめなら買いやすい♪
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セット購入のメリット
せいろを買うとき、「単品にするか、セットにするか」悩む方も多いと思います。
初めてならセット購入が圧倒的に楽ですよ。
というのも、せいろ本体だけ買っても、鍋や蒸し板が合わなければ使えません。
セットになっていれば、せいろのサイズにピッタリの鍋や、蒸し板、蓋などが全部そろってるので、届いたその日からすぐ調理ができます。
特に鍋との相性はかなり重要。
サイズが合わないと、せいろがグラついたり、蒸気が横から漏れてしまってうまく蒸せないんですよね。
最初から使い勝手を重視するなら、セット購入してしまうのが一番の近道です。
セットのほうが単品でそろえるより少しお得になることもあります。
セットなら届いてすぐに調理ができる♪
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せいろをもっと楽しむための活用術
せいろ活用術を以下の項目に沿って解説しますね。
- 蒸し料理の幅を広げる
- ご飯やパンの温め直しにも
- お手入れの基本
蒸し料理の幅を広げる
せいろって、実は使い方次第で料理の幅が広がるんですよ。
「蒸し野菜」や「肉まん」だけじゃもったいない！
例えば、魚の切り身を酒と一緒に蒸して“酒蒸し”にしたり、茶碗蒸しの器ごと入れてなめらかに仕上げたり。
プリンや蒸しパン、シュウマイもふっくら仕上がるので、オーブン代わりにもなりますね＾＾
また、下味をつけた鶏肉や豚肉をせいろで蒸せば、ヘルシーでジューシーなおかずに。
油を使わないから、ヘルシー志向の方にもぴったりです。
そして何より、火を通しながら食材の旨みを逃がさずに閉じ込めるのが“蒸し”の最大の魅力。
せいろがあるだけで、いつもの料理がちょっと特別に感じられるかもしれません。
ごはんやパンの温めにも
「冷めたごはんやパン」は、多くの人が電子レンジを使っていると思いますが、ここでもせいろが大活躍します。
ご飯を温め直すなら、軽く濡らしたクッキングペーパーを敷いて、せいろにポン。
蒸気でふっくらよみがえって、まるで炊きたてのような食感になります。
パンの場合も同じく、軽く水分を与えてから蒸すと、ふわっとした食感に復活。
特にフランスパンやベーグルなんかは、トースターで焼くより断然モチモチになります。
「せいろ＝料理用」と思いがちですが、日常の温めにも使えるんです。
毎日の食事にちょっとだけ贅沢感をプラスしたいなら、ぜひ試してみてください。
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お手入れの基本
せいろって「扱いが難しそう…」と思っていませんか。
実はとってもシンプルなんです。
基本は「使い終わったらすぐ洗う、乾かす」、これだけ。
洗剤は使わず、水だけでサッと洗い流すようにしましょう。
食材のカスが残らないように、柔らかいブラシで軽くこする程度でOKです。
洗ったら、水気をしっかりふき取って、風通しの良い場所で陰干しします。
直射日光はNGなので、ベランダより室内の風が通るところに置くのが安心。
湿気が残っているとカビの原因になるので、完全に乾いたらしまってください。
とくに杉せいろは湿気を吸いやすいので、要注意です。
【せいろ】竹と杉の違いは？どっちを選ぶべき？比較解説します！ まとめ
せいろを選ぶ際に「竹」と「杉」のどちらが良いかは、使う目的やライフスタイルによって変わります。
竹せいろは軽くて丈夫で、香りが控えめなので素材本来の味を活かしたい料理に最適。
一方で杉せいろは、木の香りとぬくもりが特徴で、蒸し料理に風味と見た目の彩りを添えてくれます。
どちらにもメリットがあり、初心者には扱いやすい竹、ちょっと使ってみたいという人には杉がおすすめです。
サイズ選びや段数、セット購入などのポイントを押さえれば、日常の食卓がぐっと豊かになります。
ぜひ、ベストなせいろを見つけて、蒸し料理のある暮らしを楽しんでみてくださいね＾＾
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